桜島噴火に思う

桜島が噴火したそうな。某新聞のニュースサイトで知りました。桜島には、10年以上前に家族で訪れたことがあります。海を臨んだ温泉に入り、その日は曇っていたのですが、つかの間雲の隙間に山頂を拝むことができました。今、その山頂が真っ赤になって噴火しているなんて、普段ただの地面と思っている所の内側では、壮大なエネルギーの動きがあることをしみじみと思い知らされます。

日本人は、美しくそして怖ろしい自然に囲まれて生きてきました。デンマークには山はありません。デンマーク人にとって、自然は人間が割にカンタンに開墾して支配できるもの、保護するべきもの、なのです。対して日本人にとっての自然は、山の幸海の幸をもたらしてくれる半面、その猛威はとてつもなく怖ろしいもの、人間の無力を思い知らされるもの、なのではないでしょうか。そんな自然観の違いは、心の有りようの違いに表れているように思います。

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